

山上に冠する武蔵御嶽神社の神社創建は、崇神天皇7年(紀元前91年)。
山岳信仰が盛んになるとともに、鎌倉時代には有力な武将たちの信仰を集め、
厄除け、延命、長寿、子孫繁栄を願う多くの人たちが、御岳山に訪れました。

御岳山山頂に建つ、山岳信仰のシンボル。
天平8年(736年)、僧・行基がこの地にお堂を建て、
蔵王権現を祀ったことに由来する古い神社です。
神社の宝物殿には、畠山重忠が奉納した
赤糸縅大鎧(国宝)や武将達の鎧、 大刀等が展示されています。
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武蔵御嶽神社へと続く階段は、約330段。その階段の途中に、
鬼がこちら側へ顔を覗かせている彫刻があります。
魔除けなのか、彫り師のユーモアなのか…どこか心を和ませてくれるこの鬼。
ぜひ探してみてください。

昭和10年(1935年)に開通したケーブルカーは
「青空」「日出」という名が付けられ、
滝本駅から御岳山駅までの1100m(高低差420m)を
約6分で結びます。
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眺めは素晴らしく、新東京百景の一つに数えられています。
ロマンティックな夜景もお見逃しなく。
新年には、大勢の人々が元旦の早朝に登山し、ここでご来光を迎えます。
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七代の滝から綾広の滝まで、苔むした岩間を流れる清流沿いの登山道が整備されています。
平成12年には、東京都の名勝・奥御岳景園地として指定されました。
歩きやすいコースなので、初心者でも楽しめます。

全国でも珍しい、レンゲショウマの群生地です。
毎年、夏には約五万株のレンゲショウマが
いっせいに咲き誇り、淡い紫色のかれんな花を
一目見ようと、多くのハイカーで賑わいます。
8月には、レンゲショウマ祭りも開催されます。

日本武尊(やまとたけるのみこと)東征の昔から
生い茂っていた木とされています。
昭和3年(1928年)には、国の天然記念物に指定されました。